ネス湖の怪獣「ネッシー」にロマンを求めて。科学者らがネス湖に存在するDNA調査を開始予定(ニュージーランド研究) (2/3ページ)
「ネッシーに関する証拠発見の期待が本プロジェクトの目玉ではありますが、英国最大の淡水湖であるネス湖の生物に関して膨大な知見を得られるはずです」

・発見されたDNA配列を国際的データベースで照合
調査からは植物や魚などの様々なDNA配列が発見されると期待されている。こうしたDNA情報を国際的なデータベースと比較することで、その種を特定することができる。
ゲンメル教授によれば、ジュラ紀の爬虫類がネス湖に生息していた可能性もあるという。
「ネス湖で爬虫類のDNA配列が発見されれば、それはサプライズであり、とても興味深いものになります」

ネッシーはスコットランドに伝わる最古かつ最も長く伝えられている伝説だ。これまで本やテレビの題材として何度も取り上げられ、ネス湖は観光の名所にもなっている。
伝説は1500年前にまで遡る。565年にアイルランドの宣教者だった聖コルンバがネス川で怪物に遭遇したというのが発端だ。しかし現代版ネッシー伝説は、1930年代の目撃証言が始まりである。
・20世紀ネッシー騒動の発端
ネッシーの目撃例が飛躍的に増えたのは1933年以降だ。1933年5月、地元紙フォート・オーガスタスによって、湖畔でホテルを経営するマッケイ夫人がネッシーを目撃したと報じられた。記事によると、その生き物はクジラのような姿で、ネス湖の水は「滝のように流れ、渦巻いていた」という。
当時の編集者はその生物を「怪物(モンスター)」と形容した。