「インドア・ジェネレーション」現代人の多くが毎日をほぼ室内で過ごす。その弊害が懸念される。 (1/3ページ)
新しい調査によれば、1日の大半を室内で過ごすアメリカ人が増えているそうだ。およそ25パーセントが、自宅と職場の往復に外出するだけで、ほとんどは室内にいると回答した。また女性の85パーセント、男性の67パーセントが寝る前に家事を行なっていると答えている。
室内型生活をする彼らは「インドア・ジェネレーション」と呼ばれている。
・世界規模で増加している「インドア・ジェネレーション」
この調査はヨーロッパと北米の14か国16,000人を対象に、屋内と屋外の大気の質や認識について調査したものだ。
アメリカ人の25%は一日のうち21時間~24時間を屋内で過ごすと回答。20%は1日19~20時間、21%は15~18時間を、34%が0時間~14時間を屋内で過ごすと答えた。
これはアメリカ人だけではない。イギリスとカナダの場合、23~26%が21~24時間を屋内で過ごすと回答した。
逆に屋内で過ごす時間が0時間~14時間と少ない国は、イタリア(57%)、チェコ共和国(57%)、オランダ(51%)だった。
・多くの時間を画面の前で過ごす
こうした室内型生活を促進する大きな要因の1つは、多くの人が余暇の時間を画面の前で過ごしていることだ。
平均的なアメリカ人は1日に3時間ほどテレビを見ている。ティーンエージャーだと、暇な時間の半分はスマホ・テレビ・PCの画面を見つめている。