世界の風変わりな10の死の儀式 (3/7ページ)

カラパイア




・7. ダニ族の指の切断儀式

4_e4
References:scholarblogs

 パプアニューギニアのダニ族は、感情的な苦痛を肉体で表現することが悲しみのプロセスには不可欠だと考えている。そのため家族や子供を亡くした女性は、指の先端を切り落とす。これは精霊を満足させ、追い払うための儀式でもある。

 死者の霊はスピリチュアルな混乱の原因になると考えられている。儀式は現在では禁止されているが、コミュニティの年長の女性の一部にその習慣の名残りを見ることができる。


・6. ファマディハナ:墓を掘り起こして死者と再会

5_e5
References:afrotourism

 死者に敬意を表するための儀式で、マダガスカル南部の高地の伝統的な祭りで一般的に行われている。

 実施されるのは、7年に一度、7月から9月にかけての冬だ。泣くことは禁じられており、法事というよりは祝祭と見られている。

 儀式ではまず墓から遺体を掘り起こし、帷子(かたびら)を新しく巻き直す。再度埋葬する前に、遺体を持ち上げて墓の周りを数回周る。

 こうすることで遺体に墓に馴染んでもらうのだ。
「世界の風変わりな10の死の儀式」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る