大谷翔平の二刀流どころか九刀流も!? プロ野球界「激レアさん」連れてきた! (1/4ページ)

日刊大衆

大谷翔平の二刀流どころか九刀流も!? プロ野球界「激レアさん」連れてきた!

 才能を持った限られた人間しか入れないプロの世界。ときには、変わった選手も数多く存在した。今回は、そんなプロ野球界を彩った珍しい“激レア”さんを集めてみた!

 メジャー1年目の大谷翔平(エンゼルス)が、開幕するなり、いきなり投打で異次元の活躍を見せて、世界中の野球ファンを驚かせた。そんな大谷以前に、二刀流選手として活躍していたのが、かつて、近鉄に在籍していた永淵洋三。近鉄時代の同僚だった野球評論家の伊勢孝夫氏が証言する。「永淵さんは最初、ピッチャー登録で入団した。ところが、ノンプロ時代にバッターとして鳴らしていことを知っていた三原監督はキャンプの紅白戦でいきなり、“おい、永淵。ピンチヒッターで行くぞ”と指名。ここで簡単にセンター前ヒットを打ってしまったんや。オープン戦でも代打で起用されると、器用に流し打ちを見せて期待に応えた。バッティングセンスは非凡なものがあったんや」

 シーズンに入っても代打で初ホームランを打ち、そのまま中継ぎでマウンドにも上がるなどして、新聞でも「二刀流」と騒がれたが、結局、投手兼打者は最初の1か月ほどだった。2年目にバッターに専念すると、張本勲と最後まで首位打者を争い、打率.333の同率でタイトルを分け合い、MVP級の活躍を見せた。また、酒好きで知られた永淵。「外野で守っている永淵のオッサン見ると、ゲーゲー吐いとったで。そら、漫画の『あぶさん』の主人公のモデルになるくらいやからな。客が少なかったからできたけど、今なら大問題や(笑)」(前出の伊勢氏) いろんな意味で、激レアだ!

 日本のプロ野球の歴史の中で唯一、左右両投げのスイッチピッチャーとして登録された投手がいる。1987年、ドラフト外で南海ホークスに入団した近田豊年で、88年には公式戦登板も経験したが、プロのマウンドで両投げを披露することのないまま、現役生活を終えた。まるで漫画の世界だ。

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