火星が地球に大接近。2018年7月31日に最接近し裸眼で見えるレベルに。 (1/2ページ)

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火星が地球に大接近。2018年7月31日に最接近し裸眼で見えるレベルに。
火星が地球に大接近。2018年7月31日に最接近し裸眼で見えるレベルに。


 これから数週間にわたり、地球が火星と太陽の間を通過するために、地球と火星が大接近する。このため7月31日、火星は最大の明るさになる。

 裸眼でも簡単に火星が見えるため、赤い惑星のユニークな姿を観察する絶好のチャンスだ。すでに火星は大きくなっている。見ごろは7月下旬から8月上旬までの間だ。

・この夏、火星を観測しよう!
 
 シンシナティ天文台のディーン・レガス氏によると、裸眼でも簡単に火星が見えるという。ほかの星よりもずっと明るく、木星はおろか、金星に肩を並べるほどの明るさとなる。しかも晴れていれば7月下旬から8月上旬までは毎晩目にできる。

 距離に応じて、火星の姿はその年毎に劇的に変化する。地球は太陽の楕円軌道を365.25日かけて1周するが、火星の場合は687日かかる。

 両者の距離は大幅に変わり、ある年には大きく接近したかと思うと、またある年には遠く離れ離れになる。2016年、地球と火星が7560万キロの距離を隔ってて正反対の位置に並んだため、火星の姿はとても小さく見えた。

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・7月下旬から8月上旬がチャンス。火星が明けの明星に

 地球の直径は1万2742キロだが、火星は6,779キロと小さな惑星だ。一般に、夜明け前になると火星と一緒に木星も見えるが、こちらは13万9822キロとはるかに大きい。

 だが今年の7月は、地球に大接近するために、木星よりも明るく輝いて見えるようになる。

 望遠鏡を使えば火星表面の細部まで観察できるだろうが、惑星自体は裸眼でも見える。夜空を観察するには、町の明かりのないところに行くのがおすすめだ。
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