初期の月の写真が最新写真のように鮮明な理由。閉店したマクドナルドで行われていた「マックムーン」プロジェクト (5/6ページ)

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その一つは最新のPC上で2GBもの大きさになる。デジタル一眼レフカメラの最高解像度の写真でさえ60MBであることからも、いかに大きなファイルであるかが分かるだろう。

 あるエンジニアによれば、画質を劣化させずに屋外広告板用サイズにまで引き伸ばせるという。当時のNASAのエンジニアが画像を印刷したときは、あまりの大きさに教会に吊り下げなければならなかった。

 下の写真から、その大きさがなんとなく想像できるだろう。各画像の大きさは1.58 × 0.4メートルだ。

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アポロの着陸地点を決めるために床に敷き詰められた月の画像
image credit:NASA.

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印刷した画像を組み立てるNASAの技術者
image credit:NASA

・マックムーンの画像をもとにアポロ11号の着地点が定められる

 ルナ・オービター4号は、月正面の1枚の大きな画像を作るために送られた。1967年5月11日から25日にかけて、月の北極から南極や東端から西端までにわたる画像が撮影された。

 それらの画像を1枚につなぎ合わせたものは12.19 × 13.71メートルにもなった。それは床に敷かれ、宇宙飛行士ら見物人が靴を脱ぎ、その上を這い回った。

 それほど広げても画像は素晴らしく、ルーペで拡大してみようとした者がいたほどだ。これはルナ・オービター5号がさらに高解像度の写真を撮影する場所を特定するための一次資料とされた。そして5号が撮影した画像を元に、アポロ11号の着陸地点が定められた。
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