インスタ映えを狙うお寺 クラブさながらの法要 身近になりつつある寺院 (2/2ページ)

心に残る家族葬



寺院側の思いは、「伝統文化を後世に伝えたい」「寺や信仰に親しみをもってもらいたい」などなど。各寺院のInstagramには共通して「世間との距離を縮めたい」という思いが感じられる。普段は寺院や僧侶に馴染みのない人でも、日常的に使うInstagramというコミュニケーションツールによって、「今、知りたい」と思うまさにそのときにすぐに見ることができる。例えば、15万人以上のフォロワーがいる京都・清水寺や、動画を多く掲載する奈良・長谷寺など、寺院と世間との距離を瞬時に縮めるためにInstagramは巧みに活かされている。


■祈りに感じる日常

こうしてみると、人は、寺や法事・法要などの祈りにまつわる事柄にただ非日常を求めているのではなく、興味関心のある部分を日常生活に取り込もうとする潜在意識があるようにも思える。取り込みたい部分は、生活する上での重要度はさほど大きくはないかもしれない。でも、まったくないと寂しくて物足りない、そんな大切なことのような気すらしてくる。

真新しい技術を橋渡しに、趣味嗜好の中で伝統の存在感を楽しむ人達がいる。その様子からは、非日常的に思われがちな祈りの場には、実は日常的な要素が深く入り込んでいるように思える。

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