松坂大輔が狙う「クライマックスシリーズ進出」と「タイトル獲得」 (2/3ページ)

日刊大衆

そこに救いの手を差し伸べたのが中日の森繁和監督。戦力補強というよりも、球界の功労者を救いたいという“男気”からの獲得だったようです」(スポーツ紙デスク)

 松坂は、今年1月にテストを受けて中日に入団。このテストも、「投げることさえできれば合格」という形ばかりのもので、期待値は極めて低かった。専門家たちも厳しかった。それを象徴するのは、3月19日に開かれた故・星野仙一さんの「お別れの会」での出来事。控室で熊崎勝彦元コミッショナーと、大御所のプロ野球OBたちが松坂について話したという。「中日ファンの熊崎さんが“松坂は今年どれくらいやれそうですか?”と聞くと、監督経験者のOBたちは“1勝できれば御の字”と口をそろえたそうなんです。これを聞いて、熊崎さんはがっくり肩を落としていたとか」(スポーツ紙記者)

 しかし開幕後、評価は一変する。松坂は4月5日の巨人戦で初先発し、3戦目となる30日のDeNA戦で日本球界で12年ぶりとなる勝ち星をマーク。それ以降も間隔を空けつつ先発ローテに入り、7試合に登板して3勝3敗。貯金こそないが、防御率2.41という数字がピッチングの安定度を物語っている。

 誰も予想できなかった松坂の復活劇。その裏側には、近年悩まされてきた右肩の回復があった。昨年、肩の痛みに悩んでいた松坂は、オフを利用して、日本中の病院や治療施設を回っていたという。「松坂は、北海道で出会ったあるマッサージ師の治療を受けたところ、“肩がハマった”のだそうです。これで肩の状態が劇的に改善。問題なく投げられるようになったといわれています」(事情通) 右肩の違和感がなくなり、松坂のピッチングは輝きを取り戻したのだ。

■CS進出のカギを握るのは?

 高校時代から松坂をよく知り、プロ入り後はチームメイトでもあった元西武の長田秀一郎氏は、こう分析する。「ソフトバンク時代のフォームは、痛む肩をかばうあまり、体の開きが早くなっていました。それが今では左側に壁を作って投げられています。

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