夏休みになると学校で配られていた冊子、どんな内容だった? (2/3ページ)

Jタウンネット

夏休みの過ごし方を示した、ガイドブックのようなものです。勉強のための問題のページは少しだけで、基本的には読み物です」

担当者はこう説明してくれた。戦前には、夏休みの課題用の冊子が配布されていたようなのだが、記録が残っておらず詳細は不明。現在の「夏の友」は1948年から毎年発行されているが、もともとはドリルのような勉強が主体の冊子だったという。

「私が子どもの頃も宿題用のドリルのような内容でしたが、製作に携わった先生たちが『子どもたちに夏休みをどう過ごしてほしいか』と考えていくなかで、徐々に読み物主体となっていきました」

学び方の形が変化していく中で、冊子が「宿題」から「ガイドブック」へと変化していったわけだ。

夏休みの宿題の出し方は学校ごとに異なるため、担当者も宿題の内容は分からないとしつつ、「もう少し勉強もしたほうがいいということなら、『夏の友』に加え、ドリルなども別途配布するといった形になっているようだ」と話す。

気になるのは地域差だ。岐阜の「夏の友」はあくまでも岐阜県校長会館が独自に製作しているもので、全国共通の教材などではない。学校教育法などで「夏休みに課題や冊子を配布する」と定められているわけでもなく、別に厳密な規定があるわけでもない。

担当者も都道府県ごとにかなり差があるようだと指摘する。

「昔は各県で独自に夏休み用の冊子を製作していたようですが、今では教材メーカーの販売しているものを利用する例が多いようです。
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