殺人予告が届いた「LGBTは生産性がない」発言の杉田水脈議員の真意とは (1/2ページ)
自民党の杉田水脈衆議院議員による月刊誌『新潮45』誌上での「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」という発言について、いまだ炎上が止まらない。
当該団体である性的マイノリティーを支援する全国団体『LGBT法連合会』は7月23日に声明を発表。「当事者の人権を侵害するだけでなく、現実に存在する『性の多様性』を無視し、与野党や各種団体が進めている施策の実施に反し、国会議員としての資質に疑問を抱かざるを得ない」と、杉田議員を強く非難した。
また、LGBT議連のメンバーである寺田学衆議院議員からも、
《超党派のLGBT議連の1人として、議連の見解を示すべきと幹部に訴えてますがいまだに動かず。いま見解を述べないで、何がLGBT議連だと思います。》
とツイートがあり、杉田議員へ抗議すべきとしている。
また、杉田議員の過去の発言も発掘されてネットメディアで紹介され、自身のブログでも《LGBTの人たちには生産性がない》と記していたことを明かされた。
この問題は自民党にも飛び火。二階俊博幹事長は7月24日の記者会見で「人それぞれ政治的立場、いろんな人生観、考えがある」と述べるにまで至った。さらに一部ネットメディアが自民党の見解を問い合わせたところ「杉田水脈議員の寄稿文につきましては、議員個人としてのものと理解しております」と回答。問題視しないとした。
批判、擁護が飛び交う中、杉田議員の動向は…
だが、この自民党の対応に対して多くの人の怒りが爆発。27日夜、自民党本部前でデモが行われるまでになった。目的は杉田議員の辞職だ。
デモの参加者からは
《友人から聞いたり、ツイッターで見たりして来ました。》
《つらい思いをして生きにくくて悩みを抱えている友達もすごく多いので、参加しようと思いました。》
《性別による差別は本当に不公平で、人権にも反する。私たちがともにいることで誰も傷つけてはいない。》
といった意見が上がった。
一方、ネット上では杉田議員を擁護する意見もある。