クルセイダーズ2年連続9回目のスーパーラグビー制覇! ライオンズまたも涙 (2/2ページ)

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19分にはラインアウトからの攻撃で、NO8キアラン・リードからクイックパスをもらったFLヘイデン・ベッドウェル=カーティスが切り込んでチャンスとなり、すばやいリサイクル後、右外でボールをもらったWTBセタ・タマニヴァルがコーナーにフィニッシュし、リードを奪った。

 33分にPGで加点したクルセイダーズはさらに1分後、相手が蹴ったハイボールの争奪に競り勝ったSOモウンガが大きくゲインし、サポートもついてたたみかけ、FBデイヴィッド・ハヴィリがトライを決めた。モウンガはゴールキックも安定していて、点差を広げる。

 ライオンズがハーフタイム前にPGで3点を奪い返したが、クルセイダーズが20-6とリードして前半を終えた。

 後半早々にクルセイダーズがPGで17点差とし、これ以上離されたくないライオンズは52分(後半12分)、パワフルなFLカイル・ブリンクがディフェンスを破ってゴールに持ち込み、この試合のチーム初トライを挙げた。

 しかしクルセイダーズは62分、ドロップアウト後のボール確保から13フェイズを重ねて敵陣深くに入り、FLマット・トッド、HOコーディー・テイラーが連続オフロードでつないでSHミッチェル・ドラモンドがフィニッシュし、流れを変えた。

 67分にクルセイダーズにイエローカードが出て、数的有利となったライオンズは直後、HOマルコム・マークスがゴールラインを割ってファイブポインターとなったが、クルセイダーズは3分後、敵陣でのクイックスローインからWTBジョージ・ブリッジの中央突破でチャンスとなり、つないで、連続攻撃をLOスコット・バレットがフィニッシュして優勝を引き寄せた。

 1996年からのスーパーラグビー史で、ニュージーランドのチームが優勝したのは16回目。ほかは、オーストラリア勢4回、南アフリカはブルズの3回のみ。アルゼンチンのジャガーズと日本のサンウルブズは2016年からの参戦で、まだトロフィーを手にしたことはない。

 南半球ラグビーの注目は今後、ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチンの4か国代表がぶつかるザ・ラグビーチャンピオンシップに移り、近日中に各スコッドが発表され、8月18日から10月6日まで熱戦が繰り広げられる。

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勝利の美酒を浴びるクルセイダーズの選手、スタッフたち(Photo: Getty Images)
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