飼い主が窮地に陥っているとき、飼い犬は助けてくれるのだろうか?真剣に行われた科学実験(米研究) (3/5ページ)

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・助けに来なかったのは気が動転しすぎていたから

 また、実験者たちは犬に心拍計をつけ、ストレス状態を記録した。この記録から興味深い発見があったのである。

 実験群においては、ドアを開けなかった犬は、助けに行った犬より高いストレス状態を示したのだ。つまり、飼い主を気にしなかったのではなく、気が動転しすぎて救助行動を起こせなかったのではないか、と論文では述べられている。

 救助行動を起こさず、ストレスレベルも低いままの犬もいたが、これは飼い主の状態について十分な情報が得られなかったためだと考えられる。飼い主は、無意識に情報を与えないよう、手を隠し、目線は犬の目より少し上におくよう指示されていたのだ。

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 また、対照群においては、ドアを開けたか否かとストレスレベルに関係性は見受けられなかった。従って、ドアを開けた犬の動機は好奇心、または社会的接触への欲求だったのではないかと考察されている。

 なお、実験では、犬種と救助行動の間には何の関係も見られなかったそうだ。どのような犬が飼い主を助けに来るのか、という点についてはこの実験からはわからない。
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