大阪桐蔭や横浜高校にドラフトの目玉が! 燃える夏の甲子園「金の卵」選手リスト (3/4ページ)

日刊大衆

「高校生投手として、完成度はピカイチ。“桑田二世”とも呼ばれますが、馬力は桑田以上かもしれません」

 今回出場する56チーム中、最後に甲子園のキップを手にしたのは岡山県の創志学園。このチームを牽引する2年生エースの西純矢もまた、スピードボールが自慢の投手だ。県大会では、ストレートで押しまくる投球スタイルで、三振の山を築いた。「150キロの直球も魅力的ですが、三振を奪うごとに、マウンドで絶叫する“熱さ”がまた、いいんですよ。最近では珍しい、気持ちで投げるピッチャーですね」(前出のスポーツ紙デスク)

 速球派がひしめく中、智弁和歌山のエース・平田龍輝は、また違った武器を持つ。ストレートはMAX144キロと、他の有力投手に見劣りするが、「直球と変化球のコンビネーションで勝負するタイプ。制球力が非常に高いです」(前出の高校野球関係者)

 ここで野手の有望選手に目を向けてみると、平田のチームメイト、智弁和歌山の主砲・林晃汰もプロスカウトの注目株だ。1年時からレギュラーとして活躍。将来を期待される長距離砲として脚光を浴びたのは、やはり甲子園がきっかけだった。「昨年夏の甲子園、左中間スタンドにホームランをぶち込んだのは強烈でした。左のスラッガーですが、逆方向に強い打球が打てる打者は、なかなかいません。柔軟性と力強さを併せ持つ、貴重なバッターですね」(スポーツ紙デスク)

■二刀流は開花するか!?

 長打力に定評のある野手といえば、花咲徳栄の野村佑希も負けてはいない。1年生の秋から4番を任され、昨年夏の甲子園では、打率5割超で2本塁打。「ホームランバッターの資質を備えている」と各球団のスカウトが絶賛した。そんな野村は今年、背番号1を背負い、エースとしてチームを引っ張る。「140後半のストレートに、スライダー、フォークもいい。投手コンバートはチーム事情からでしょうが、想像以上の投球を見せています」(前同)

 しかし、前出の持木編集長は、その器用さが不安材料になるという。「甲子園で投げるとなると、心身の負担は大きい。そうなると往々にして、肝心の打棒が湿ってしまいがちです。

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