県紙よりも密着した地域新聞 その紙面を入手して読んでみた (1/2ページ)
神奈川県なら神奈川新聞、群馬県なら上毛新聞、鳥取県なら新日本海新聞、といったように、どの都道府県にも1つの県紙がある。これらはそれぞれ都道府県の全地域を網羅した記事が掲載されている。
一方で、市町村単位と、より地域に密着した新聞社もある。群馬県なら桐生市・みどり市を拠点とする桐生タイムス(桐生市)、大船渡市、陸前高田市、住田町の3市町を網羅する東海新報(岩手県大船渡市)などだ。
全国でほかにどういった「ローカル」新聞社があるのだろうか。
「こんな地元密着ローカル紙あるんだ」筆者が大学生の頃、卒業旅行で訪れた石垣島(沖縄県)で見かけたのが、八重山毎日新聞と八重山日報だ。いずれも八重山諸島の情報が多く掲載されていたが、ページ数は県紙の沖縄タイムス、琉球新報と比べると薄かった。
八重山日報は、もともと石垣島でしか発行されていなかったが、2017年4月に那覇市など沖縄本島に進出。ひょっとして、県紙へと歩みつつあるのだろうか。公称部数は不明だ。
八重山日報ホームページより
八重山毎日新聞は、那覇市に支局を置くほか、東京と大阪にも常駐通信員がいるとのこと。公称発行部数は1万6000部。

八重山毎日新聞ホームページより
すべての地域新聞を調査しているわけではないので断定はできないが、全国的に珍しそうなのが、1社で複数紙を発行している長野県・岡谷市の岡谷市民新聞社だ。岡谷市民新聞のほかに下諏訪市民新聞、諏訪市民新聞、茅野市民新聞、たつの新聞、みのわ新聞、南みのわ新聞の7紙を諏訪市、上伊那郡など7市町村に向けてそれぞれ発行。公称発行部数は、3万9850部(15年1月時点)となっている。