お化け屋敷の「恐怖体験」を味わえた昭和マンガ雑誌の図解記事 (1/2ページ)

まいじつ

(C)Lario Tus / Shutterstock
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昭和40年~50年代、夏にはテレビや雑誌で“怪奇特集”がよく組まれた。

しかし、インターネットの普及に伴う情報の過剰供給により、全世界がフラットになり、“闇”を感じられなくなったせいだろうか、最近ではあまりはやらないようだ。

夏祭りでは、近所の神社の境内に「お化け屋敷」の屋台が出現し、怖いもの見たさの好奇心を満足させてくれたものだが、お化け屋敷屋台の興行はもはや絶滅寸前といったところか。

同時期、そんなお化け屋敷体験を手軽に楽しませてくれたのが少年漫画雑誌の図解記事だった。

こちらは当時の人気絵師・小松崎茂が描いた《ヨーロッパの妖怪城》という図解だ。

見開きページいっぱいに展開する2色絵の迫力たるや。子供たちはまだ見たことのないヨーロッパの古城という、エキゾチックな舞台で展開する西洋のお化け屋敷を脳内で体験し、さぞ納涼気分を味わったに違いない。

脳内妄想で楽しめた時代

日本からは水木しげるの『悪魔くん』に登場した《魔法ひみつ研究所》の図解がこちら。

作品内ではあまり紹介されることのなかった《魔法大全集》《魔法のランプ》《古代のかんおけ》などといったディテールが想像力をかき立ててくれる。

さて、お化け屋敷を実際に作ってみよう、というのがこちら企画。

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