「汎用性」とは? 「汎用」の意味や使い方を紹介 (1/2ページ)
「「汎用」「汎用性」の意味とは?
まず「汎用」という言葉の意味からご説明していきます。『広辞苑』では、
はん-よう【汎用】
一つのものを広く諸種の方面に用いること。『--コンピューター』(『広辞苑 第六版』P.2328より引用)
このように説明されています。
つまり、一つのものがさまざまな用途で使えるという意味の「汎用」に「性」がついた「汎用性」は、そのような性質を持っていることを指します。
「汎用性」は、対象の「性質」を指していますので、「汎用性がある」「汎用性がない」というように「ある、ない」で、汎用性の性質が備わっているか・いないかを表現します。またその程度は、「高い、低い」で表すため、「汎用性が高い」「汎用性が低い」という言い方をし、それぞれの意味は次のようになります。
・「いろんな用途に対応できる」性質が豊かであること
・より多くの用途で使えること
・多目的に使える、多用途
・「いろんな用途に対応できる」性質が貧弱であること
・あまり多くの用途では使えないこと
・多目的に使えないこと
例1:)新規開発の素材は汎用性が高くて、日用品にも応用できる。
例2:)営業部としては「汎用性が低い製品は売れない」という意見です。
例3:)兵器については汎用性が重要ではない。単一目的でも達成できることが大事だ。
例4:)彼は汎用性が高い人だから、開発部から営業部に異動しても大丈夫だろう。
商品や製品に対して使うことが多く、あまり人に対して使う言葉ではありませんが、一方で「彼は汎用性が高い」という言葉を聞くことがあります。この場合は、「彼は汎用性が高い」=「どこに行っても対応できる」という意味として使われています。