適者生存ではなく怠け者生存?種の絶滅の謎を解くカギは?(米研究) (1/5ページ)
現在の所「死」からは誰も逃れられない。この世に生を受けたものが決められた終着点、それが死だ。
これは個だけでなく、種にとってもそうだ。推定によれば、これまで登場した種の99.99パーセントがすでに絶滅したという。人間も含め、今日生きている種もまたいずれは同じ運命をたどるのだろう。
ではどういった種であれば絶滅を防いでくれるのだろう?
新たなる研究によると、基礎代謝率の高い種ほど絶滅する可能性が高いことがわかったという。これまで言われてきたような「適者生存」ではなく「怠け者生存」の方が絶滅に強いというのだ。
・地球がかつて経験した5回の大量絶滅

古生物学者の間では、地球の歴史において絶滅率が高かった時期があったことが知られている。
特に規模の大きな絶滅イベントはビッグファイブと呼ばれており、5度の大量絶滅により、地球上の種の4分の3が短期間で絶滅した。
では、種を多少なりとも絶滅しやすくする因子とはどのようなものだろうか?
絶滅率は動物のグループや時間経過によって変動する。そのため、あらゆる種が同じように影響を受けるわけではないのは明らかだ。
・種を絶滅に至らせる転換点
・個体数の減少
最近の事例の調査から、種を絶滅に至らせる転換点がはっきりしてきた。個体数の減少がそうした因子の1つだ。
種の個体数が減少すると、遺伝的な多様性もまた低下し、無作為に生じる大惨事の影響を受けやすくなる。