春画をお守りに?江戸時代の庶民にとって春画は性欲を満たすだけのものではなかった (3/3ページ)

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鈴木春信「風流艶色真似ゑもん 」

小っさなおっさんが情事を覗くw 春画もスゴかった錦絵の先駆者・鈴木春信

江戸時代の春画には、男女の性器をかなり誇張して描くという特徴があります。大きく描くことで詳細に表現しようとする意図があったかと思いますが、オモシロ要素の為にあり得ない大きさで描いたのではないか?「デカすぎだろw」というツッコミを期待して描いたのではないか?と、考える事もできそうです。

また、性器に比べて胸やお尻をフィーチャーした描画が少ないのも、春画の特徴かもしれません。胸やお尻があらわになってはいますが、混浴銭湯が一般的な時代ですから、描く側も見る側も、あまりエロの肝の部分としては捉えていなかったのかもしれません。

縁起物・お守りとしての春画

このように春画は性的欲求を満たすため以外にも、見て楽しむための娯楽要素もありました。

さらに春画は、縁起物・お守りとしても用いられていたそうです。現在でも日本各地に残る生殖器崇拝などから考えると、子孫繁栄や生命力維持のお守りとして使用されていたのではないでしょうか。

現代のように動画や写真が無かった時代ですから、春画は相当な需要があったことでしょう。江戸時代は貸本屋が人気でしたから、井原西鶴や十返舎一九の作品と一緒に春画も借りていたのかもしれませんね。

このように庶民にとても人気の高かった春画ですが、やはりエロには規制がつきもの。江戸時代には幾度となく春画に規制が入りましたが、絵師や版元はさまざまなアイデアをもって規制を掻い潜り、春画を描き続けました。このあたりに関してはまた後日に紹介したいと思います。

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