生きることを放棄する。スウェーデンで発生している「あきらめ症候群」の子供たち (3/4ページ)
「子どもたちに希望を与えるその他の方法は、彼らを適切に扱うことであって、9ヶ月もの間、鼻からチューブを入れたまま、寝たきりにさせておくことではない」
・スウェーデンではあきらめ症候群の子供たちに特別措置を
この奇妙な症状のニュースは、全国で反響を呼んだ。それに対して、スウェーデン政府は、「あきらめ症候群」の子どもたちを元の国へ強制送還するようなことは決してしないと約束した。
Coma post-traumatique en Suede
・特殊な環境と文化の違いで起きる精神疾患
「あきらめ症候群」はあまりにも特異なので疾患として本当かどうか、懐疑的な人もいるが、実際には、非常に特殊な文化や社会環境のもとでのみ発生するようにみえる。
文化や環境の違いにより発生する精神疾患の例は数多くある。例えば、日本人がフランスの首都を訪れたときに起こる「パリ症候群」がよく知られている。
日本人が憧れるパリのイメージと現実との極端なギャップのせいで、自我喪失や幻覚、頻脈、嘔吐などのショック症状が現われる。
・日本人が陥りやすい「パリ症候群」とは? : カラパイア
まだ完全に解明されていないとはいえ、「あきらめ症候群」は科学者と医師両方によって徹底的に研究、観察されている。
・防衛本能の一種なのか?
この症状は確かに現実のことであり、非常に深刻な健康状態であるのは、誰もが納得している。強制送還を逃れるための単なる策略だとして一蹴してしまうのは簡単だが、科学的な証拠もあるという。