山口・2歳児発見の“神ボランティア”尾畑春夫さんに『週刊大衆』が密着 (2/2ページ)

日刊大衆

行動しなければ結果はついてきませんから、とにかく最後までやる」

 しかも、この間、「尾畠さ〜ん」と多くの人が話しかけるが、その都度、全力で話し、笑わせるのだから、側にいて、ただ驚くばかりだ。

 朝食は、川での作業を終えてから。この日は、前日の夕方に地元の方からいただいた、トンカツを乗せたご飯とメバルの刺身。とはいえ、食事中も多くの人が訪れて写真や会話を求められる。話すのに熱中するうち、猫にトンカツを奪われて、「泥棒猫め!」と笑顔で叫ぶ場面にも遭遇した!

 9時からは、他の作業員と一緒にボランティア活動をする。ここでも“ファン対応”に追われたが、尾畠さんはイヤな顔せず、すべて笑顔で応える。

 この日の作業は、被災した家の床下に溜まったヘドロのかき出しだ。夕方まで、被災者の生活再建のために働く。15分の作業で10分の休憩が必要なほど暑く、熱中症になる人も少なくないが、動きは止まらない。

 昼食は、本来は電子レンジの加熱が必要な“パック飯”に水を入れて梅干しを乗せた物。差し入れがなければ、基本的に毎日の朝食と昼食はこれ。記者にもご馳走してくれたが、これが意外と柔らかくて、うまい。

 夕食は食べたり食べなかったりするそうで、この日は結局、食べなかった。ボランティア後は、深夜0時まで自動車前でファンやマスコミ関係者と話す。しかも、これが毎日続いているというのである。

 連日、わずかな睡眠で、酷暑の中の重労働。しかも、健康保険は11年間使っていない。その常人離れした体力と健康の源はいったい、どこにあるのか。

「“医は食にあり”っていうように、健康は食事にあると思っています。だから私は“おいしい物”は食べません。食べるのは、“体に良い物”だけ。大分にいるときとボランティア中で食べる物は違うけど、この考えは変わりません」

 大分にいるときは、

「ブラジル産の鶏肉や、魚をよく食べます。魚は、市場などで余ったような小さい魚ですね。なんでもいいです。とにかく、安く済ませたい。1か月5万5000円の年金で生活していますから」

 食事にお金をかけないのは、ボランティア活動で必要になるから。大分から広島も、山口県周防大島までも、一般道を走ってきた。

「金がなくても、腹が減ったら雑草を食べればいいんです。シロツメグサなんて、どこにでも生えてるし、おいしいですよ」

 こう言って、目の前のシロツメグサを食べて見せた。

 現在発売中の『週刊大衆』9月17日号では、引き続き尾畑さんへの同行取材を決行。取材中に尾畑さんが語った夢の話などを掲載している。

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