成長が「遅い人」から「速い人」へ変わる「気づける力」とは? (2/4ページ)

新刊JP

「職業」があるからこそ、「仕事」ができて、「社会」の課題解決をして、社会貢献ができるのです。その繋がりを考えると、働く「職場の景色」が変わってきます。
たとえば、作家やライターは、文章を書いて読者を喜ばせる「職業」です。つまり、職業とは、働く存在名なのです。その職業で自分はどのように社会貢献ができるか、社会と関わっていけるか。そこに働きがいや成長の種があるのです。
ゆえに、「職業」という観点から、自分の「仕事」を見つめていくことが必要であり、そこから飛躍の入口は、生まれると考えています。

――現在、荻阪さんは多摩大学で教鞭をとっていますが、「職業」について考える機会がないのは、教育的な背景もあるのでしょうか?

荻阪:そうですね。教える側も教わる側も「基本の知識」と「職業の知恵」の違いについてあまり考えていないと思います。
経験や体験、人の行動を通して、初めて「知恵」というものはつかめます。多摩大学では、教室だけでなく、バイトで働くことや、海外交流の実践を通して、知恵をつかんだという体験を、社会に出る前に、学生自身に身につけさせます。また、その教育の実践をするからこそ、ノウハウとして体系づけられて、ある一つの職業テーマで教育を通して教えられることができます。
今回の新刊書籍は、その教育の研究成果として、世に問う本になりました。

自ら知恵をつかみ取る修練を積んできた人生であるかどうか。積んできたけれど体系づけられなければ、自分の言葉で、人に伝えることはできません。そこに現代教育の罠があると思います。
だからこそ「学ぶことを学ぶ」という実践を繰り返し、「気づける力」を身につけていくことが重要なのです。

――学生の方々と接していて「学ぶことを学ぶ」「気づける力」がないと感じることはありますか?

荻阪:そもそも「気づける力」は、誰にも具わっています。「気づく力がある」「ない」の二項対立で考えてしまうと、学び方を学ぶ「気づける力」は育ちません。

私が考える「人間成長」の定義とは、自分が「新たな働きかけをする人へ変わること」です。
例えば、赤ちゃんは生まれたときから、「おぎゃー」と泣いて、自分自身から働きかけをして学び続けます。

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