成長が「遅い人」から「速い人」へ変わる「気づける力」とは? (3/4ページ)
それが人間本来の成長の営みであり、誰もが持っている力なのです。それを考えれば、誰にでも気づける力はあり、具わっているのです。
ところが、特に学生は、学び方を学ぶ気づける力が、「自分にある」ということを教わらずに社会に出てしまう。そして、職場で上司が教えられるかというと、それを教えられない時代になっています。
――荻阪さんが考える「飛躍」とはどのようなものなのでしょうか?荻阪:飛躍というと、大きな夢や目標に向かって飛び越えていくイメージがありますが、私の考える「飛躍」はもっと地に足の着いたシンプルなものです。
今の自分を自分自身の手で超えていくこと。誰かを超えるとかではなく、今の自分自身を超える。それが私の考える「飛躍の定義」です。
その飛躍を遂げるためには、「自分自身を知る能力」と「今の自分自身を超える能力」が必要になります。では、何を考えて、どうすればこの二つの能力がつかめるのか。
私は新しい組織開発のコンサルティングの実践を通して、自分自身が成長を遂げて変わっていくための、重要な働きかけのツボがあることを解明しました。
それは学びを「気づかせる側」と「気づく側」に分けないということなんです。
――それはどういうことですか?荻阪:つまり、例えば上司だから「気づかせる側」、部下だから「気づく側」と分けるのではなく、上司と部下が共々に「気づき合う」ことで、力へ変わるのです。
そして、そのうえでまず必要なことは、自分自身で「気づける力」をディベロップメント(開発)するということです。これをしない限り、飛躍はありません。
荻阪:最初のツボは、自分自身が、成長が「速い人」なのか「遅い人」なのか。その違いに気づくことです。
例えば、「自分は成長が遅い」と認識することで、すべてが始まります。逆に成長のことを考えない人はそれすら持たないのです。
つまり、「成長が遅い」ということを自分で気づけることが、成長が速い人へ代わる突破口になるのです。