成長が「遅い人」から「速い人」へ変わる「気づける力」とは? (1/4ページ)
誰もが新年迎えたときに「今年こそは飛躍の年に」と語る。しかし、個人にとっての「飛躍」とはそもそも何なのだろうか。
飛躍を遂げる人とそうでない人の差は、自分が成長するための学び方を学び、「気づける力」を意識しているか、していないかにある――そう語るのは、新しい組織開発のコンサルティングを通して12000人以上の企業リーダーを支援してきた組織開発の専門家であり、『成長が「速い人」「遅い人」』(日本経済新聞出版社刊)の著者、荻阪哲雄氏だ。
飛躍を遂げるために、ただ「学ぶ」のではなく、「学び方を学ぶ」とは、どんな意味なのか。また、成長のために、なぜ「気づける力」が必要なのか。お話をうかがった。
インタビュー前半となる今回は、「気づける力」の根幹をなすテーマについてお聞きする。
(取材・文:大村佑介)
■「成長が遅い」と認識することが「成長が速い人」になるための突破口になる ――本書は「飛躍の7力(ななりき)」と名付けられた「気づける力のノウハウ」が、わかりやすく体系化されています。「気づける力」を伸ばすために必要なものとは一体何でしょうか?荻阪哲雄氏(以下、荻阪):組織開発のコンサルティングという仕事柄、多くの人とお会いするのですが、そこで気づいたのが、飛躍する人たちはひとつのポイントを抑えているということです。それは、自らの「職業」と「仕事」とを結びつけています。
――荻阪さんがおっしゃる「職業」と「仕事」の違いとは何なのでしょうか。荻阪:自分の仕事は話せても、「自分の職業は?」と聞くと口ごもる方が非常に多いのです。「会社員」というのは職業かといえば、違います。「保険会社の部長」は肩書きです。また、「保険会社の人事」は役割、職能です。
だから実は、人は「職業とは何か?」ということを、考えているようで考えていないことが多いのです。100年人生は、「職業」というものを自分で考え、磨きをかけ、誇りを持っているかが問われます。
「職業」を持っているから、皆さんそれぞれ今の「仕事」ができます。そもそも「社会」と自分の接点とは何なのか。