サンドウィッチマン、メイプル超合金など、知られざる感動的「コンビ結成秘話」 (2/4ページ)

日刊大衆

 異色の男女コンビ“南海キャンディーズ”結成のきっかけは、山里亮太が別のコンビで活動していた“しずちゃん”こと山崎静代の才能に惚れこんだことだった。当時、“イタリア人”という芸名でピン芸人をしていた山里は、しずちゃんがいたコンビ“山崎二宮”のネタを見て、「この大女を(相方として)手に入れたら売れる」と確信したという。

 当時の劇場は男性芸人目当ての女性ファンが多く、女芸人はウケにくい環境。しかし、しずちゃんだけは下ネタで爆笑をとっており、これを見た山里は「お客さんの目から見たら、しずちゃんは女でも男でもない。もう“トトロ”的な存在まで登りつめている」と感じたとラジオで語っていた。

 そこで山里は、勝手にしずちゃんとのネタを作成。人づてにしずちゃんが甘い物が好物だと聞いて、ケーキバイキングに誘い出す。そのとき、しずちゃんは「こいつエサくれる、良いヤツ」と思ってケーキを食べまくり、山里が一方的に夢を語っていたという。

 そして山里は「この台本に可能性を感じたら今のコンビを解散してくれ」と、作った台本をしずちゃんに託してコンビ結成。04年の「M-1グランプリ」で準優勝を果たし、南海キャンディーズの名前は全国に知れ渡った。

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