「コーカサスのドバイ」と称された、アゼルバイジャンってどんな国? (3/5ページ)
・外国人旅行者はまだまだ珍しい
アゼルバイジャンの観光産業は成長過程にあり、ヨーロッパの主要国に比べると外国人旅行者の数は決して多いとはいえません。
英語での情報など、外国人旅行者向けのインフラやサービスは必ずしも十分とはいえませんが、外国人旅行者が少ないからこそ、観光客慣れしていない素朴な人々に出会えるのも事実。
特にアゼルバイジャンの子どもたちは外国人に興味津々で、外国人と見ると嬉しそうに英語で話しかけてくることもあります。そうした体験もまだまだ外国人旅行者が少ない国だからこそ。
中東やヨーロッパを中心に、近年アゼルバイジャンを訪れる外国人旅行者数が伸びており、今後はさらなる増加が見込まれています。
・治安は決して悪くない
日本とはなじみが薄く、国人旅行者が多くないこともあって、治安が心配されがちなアゼルバイジャンですが、治安は決して悪くありません。人口10万人当たり殺人発生件数は2.14(世界125位)と、日本人が訪れるタイ(3.24で世界104位)よりも低い水準です。
特に首都バクーでは、昼夜を問わずあちこちに警官が立っていて、ひったくりや強盗といった力業の犯罪を起こす余地はないのではないかと思うほど。
地方では事情が異なりますし、夜の一人歩きは極力避ける、貴重品の管理に気を付けるといった常識的な注意は必要ですが、世界的に見てアゼルバイジャンが危険な国ということはありません。
ただし、アルメニアとの国境付近やアルメニアの占領地域は情勢が不安定なため、渡航の際には最新の情報を確認するようにしてください。