3万時間のコンサルティングで解明した個人の成長を加速させる「日本発の方法論」 (1/3ページ)

新刊JP

『成長が「速い人」「遅い人」』(日本経済新聞出版社刊)の著者、荻阪哲雄さん
『成長が「速い人」「遅い人」』(日本経済新聞出版社刊)の著者、荻阪哲雄さん

今よりもっと成長したい。ビジネスパーソンなら誰しもがそう思っているはずだ。
しかし、その思いとともに、成長するための方法論がわからないという悩みも多くの人が抱えている。

新しい組織開発のコンサルティングを通して、12000人以上の企業リーダーを支援してきた組織開発のプロフェッショナル、荻阪哲雄氏がその悩みを解決する著書、『成長が「速い人」「遅い人」』(日本経済新聞出版社刊)を上梓した。

荻阪氏は、成長を加速させるためには「学び方を学ぶ」ことで「気づける力」を伸ばすことが不可欠であると説く。では、「学び方を学ぶ」とはどういうことなのか。荻阪氏にお話をうかがった。

(取材・文:大村佑介)

■師弟が互いに学びあうことで成長は加速する ――本書では、成長が「速い人」と「遅い人」を比較した56の特徴が紹介されています。その中のひとつに「成長が速い人は、師匠を定め、私淑して、智恵を掴む」とあります。師匠を定め、学び方を学んでいく際、曲解した学びや自分にとって都合の良い学びにしないためのポイントはありますか?

荻阪哲雄(以下、荻阪):これには3つの「学び方のツボ」があります。

まず、第1のツボは「曲解した学び方、都合の良い学び方」を変えるために、師匠を選ぶということです。自分の曲解する学び方を「変えるための学び」が必要になるわけです。

第2のツボは、職業の道を学ぶ「知的プロフェッショナルの師匠」がいることを知るということです。
日本には柔道や茶道のように、古来より「道(way)」という考え方があります。それは実践の学び方です。「道の世界」では、言葉だけではなく、人間の存在そのものからも学びます。それは、「後姿」であったり、「眼差し」であったり、「呼吸」であったりします。
プロフェッショナルが世の中にいて、その存在すべてから学び抜き、気づける力を学んでいくということが重要なのです。

3つ目のツボは「我流では知恵はつかめない」ということを押えるのです。
特に若い頃は、我流では曲解・ご都合主義の学び方になりやすい傾向にあります。

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