武士の肝試し:幽霊なんか怖くない?頼光四天王「平季武」の肝試しエピソード(下) (1/3ページ)
前回のあらすじ・平季武、産女の幽霊に遭遇!
「とある川の渡しに、夜な夜な産女の幽霊が出るらしい」
そんな「幽霊スポット」の噂を聞いて「俺が今から行って来てやる」と名乗り出た豪傑・平季武は夜更けに現地へ。「季武が腰を抜かすところを見届けてやろうぜ」と後からついて行った若武者たちは、とんでもない光景を目にすることに。
それは、季武の前に出現した産女の幽霊でした。
武士の肝試し:幽霊なんか怖くない?頼光四天王「平季武」の肝試しエピソード(上) 幽霊から赤子を奪取!季武の豪胆
葛飾北斎『和漢絵本魁』より、「卜部季武 姑獲鳥(産女)を懲す」天保七1836年。
「この子を抱きなさい……抱きなさい……」
原文「此レ抱ゝケ(これいだけ、これいだけ)」
泣きわめく赤子を差し出して呼びかける産女の幽霊。
常人なら魂消(たまげ)てしまうであろう事態を前にしても、毫も怯まぬ辺りはさすがの豪傑。
