うわっ…ヒガンバナの異名、多すぎ?その数1,000を超える「ヒガンバナ」の異名を紹介! (2/6ページ)
どっちが親か子かはともかく、互いに殺し合った結果こうなったとも言われます。また、その毒性が暗殺に用いられたのか、骨肉の争いが繰り広げられたのかも知れません。
似たような異名として「親殺し」「親知らず」というものもありますが、親子みんなで幸せになって欲しいものです。
【狐提灯/きつねのちょうちん】作者不詳『化け物尽くし絵巻』より、狐火。江戸時代後期。
※分布:山口県など
狐が夜道を歩く時、主に儀礼(例:狐の嫁入り)などで火をともすのがこの花と言われているため、その名がつきました。
他にも「狐の花火」「狐のかんざし」「狐の扇」「狐のたいまつ」「狐のロウソク」「狐のタバコ」「狐の嫁籠(よめご)」など、何かと物騒なヒガンバナの異名ですが、「狐の~」シリーズはなんだかメルヘンチックで、少しホッとします。
【姑花/しゅうとめばな】芳年「奥州安達がはらひとつ家の図(部分)」より、明治十八1885年。
※分布:大阪府、奈良県、愛媛県など
又の異名が「舅花(しゅうとんばな)」。
なんだかお嫁さんが嫁いだ先の家(特に義理の両親)に対して、何か「思うところ」ありそうな名前ですね。