今季初勝利は、対法大29年ぶりの勝利。専大、逆転勝ちで大きな自信。 (1/2ページ)
決勝トライを奪った専大WTB夏井勇大を祝福するFB檜山成希。(撮影/松本かおり)
決勝トライの専大WTB夏井勇大。ラストシーン以外でも勝利に貢献。(撮影/松本かおり)後半35分、同点を挙げた専大SH片岡領。(撮影/松本かおり)29年ぶりに法大に勝った。
前回専大が勝ったのは、現在チームを率いる村田亙監督が4年生の時だった。
指揮官が試合後の円陣で言った。
「お前らはヒーローだ。おめでとう!」
9月24日、上柚木陸上競技場での専大×法大(関東大学リーグ戦1部)は38-33と、好ゲームが展開された。
2015年度に山梨学院大に勝って以来の1部での勝利は、簡単ではなかった。
前半6分、自陣でのラインアウトからフェーズを重ねた末にFB檜山成希がインゴールに入り、13分には2つめのトライ。こちらは、自陣深くでのターンオーバーから12番の郡司健吾のチップキック、それを拾った13番、夏井大樹が長い距離を走り切ったものだった。
14点先取という最高の滑り出し。しかし前半修了時までに14-19と逆転されたのは、防御で粘れず、3つのトライを許したからだ。
インサイドブレイクを許した後に奪われたものが2つ。スクラムで圧力を受けた後のものがひとつ。この防御のスキは、後半に入っても見られた。
後半3分の失トライは、カウンター攻撃を受けた後のペナルティから速攻を許して奪われた。同20分にはラインアウトからFWに走られたのをきっかけにフェーズを重ねられて崩された。