数々のベストセラーを仕掛けた編集者・柿内尚文の仕事術 (4/4ページ)
――ウェブの業界ですと見出しに数字を上手く使え、というテクニックがあるのですが、数字の使い方はいかがですか?
柿内:数字ありきで考えることはありませんが、数字があったほうが伝えやすいと思ったときは、数字をタイトルに入れます。『3000円投資生活』『1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真』など、数字を入れたタイトルです。
――ではその流れで帯に書かれているキャッチコピーの付け方についてもこだわりを聞きたいです。柿内:帯コピーもすごく重要視している部分です。人の心の中を考えながら、タイトル、副題、帯コピーという形で、ワン・ツー・スリーのステップを作りだすために、帯コピーはとても重要です。理屈だけではなかなか届かないので、感情に届けるコピーも入るようにしています。
――いわば、タイトルで伝えられなかったことを補完するものでしょうか。柿内:補完というよりも、「読みたい!」「中を知りたい!」そう思ってもらうよう、心を盛り上げていくというイメージでしょうか。
■柿内尚文氏プロフィール
アスコム取締役編集部長 編集者
慶応義塾大学卒 広告代理店を経て出版業界へ。
これまで関わってきた本の多くがベストセラーになり、その累計部数は1000万部を越える。