ダイエットしていないのに痩せてしまう?バセドウ病か要チェック! (4/5ページ)
また、喫煙には抗甲状腺状腺薬の治療効果の減弱、再発率の上昇、眼球突出の発症リスクが高まることが知られています。
食事
食事の面では、海藻類(特に昆布)の食べすぎに気をつけましょう。海藻類に含まれるヨード(ヨウ素)の過剰摂取は、抗甲状腺薬による甲状腺機能の正常化を遅らせます。さらに、再発の原因の一つにもなります。
抗甲状腺薬による治療の際には、海藻類の摂取を制限するか、避けたほうがよいでしょう。
規則的な生活で、無理はしない
治療中のバセドウ病患者は、睡眠時間を十分にとり、規則的なゆっくりとした生活をすることが望まれます。
特に甲状腺の機能充進が十分コントロールされていない時期は、激しい運動や長時間の運動は避けましょう。
妊娠しても大丈夫?
バセドウ病は若い女性に多い疾患だからこそ、抗甲状腺薬を服用していると、妊娠にどのような影響が出てしまうか心配になる人も多いと思います。
結論から言うと、妊娠には細心の注意を払う必要があります。
バセドウ病の薬物治療について、一般的な先天奇形の頻度や子どもの知的発達は、抗甲状腺薬を内服した妊婦とそうでない妊婦とで、差はないことがわかっています。