オリラジ中田という男:ロマン優光連載121 (3/4ページ)

ブッチNEWS

接客マナーとしては完璧でも、客のことを考えることより、完璧な接客マナーをしている自分に得意になってるのを外に出してしまってる店員って何の落ち度も無くても何かムカつくじゃないですか。福田萌さんにとって中田さんはそんな感じだったんじゃないでしょうか。行動には何の落ち度もないから、非難することができずイライラだけが貯まっていくわけです。不満を口に出したら、理屈じゃかなわないから封じ込められる。そもそも、具体的な問題があるわけじゃないから、不満自体を上手く言語化できない。凄くツラい情況です。中田さんはナルシストですが、奥さんを愛してるのも確かだし、悪意があるわけではありませんが、実質精神的なDVを振るっているのとかわらない情況です。逆に、中田さんにしてみれば、自分の合理性、その絶対性を信じて酔っているのだから、奥さんの不満の発露が理不尽なDVのように感じてしまうでしょうし、結果として二人ともカウンセリングにいく必要が生じたのもわかります。

 夫婦生活に限らず、人と生活や行動を共にしていくということは、単純な利便性を優先した合理的な判断だけではなりたたないものです。人間には気持ちがあるわけで、相手の気持ちに寄り添っていかないと、上手くいきません。 自分が相手に合わせていると口に出しがちな人に限って、相手の本当に気を使ってほしいとこには無頓着であり、相手がどれだけ自分のために気を使ってくれているかわからないものです。他人のそういう部分はわかっても、自分のことだけはわからないという場合もあります。
 洗うのが楽だからといって盛り付けを気にせずに一つの皿に何種類も料理をのせるよりも、料理ごとに違う皿に綺麗に盛り付けていく楽しみや生活の潤いを優先する人だっているわけで、どっちが正しいではなく相手が何を求めているかなのです。どんなに理にかなっていようとも、相手が本当に求めてるものでなければ、相手のストレスになるだけで、結果好きな人を苦しめているだけになる。自分もそうなっていないか不安なのですが、気を付けてやっていきたいですね。

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