悪ふざけでナメクジを生で食べた男性が寄生虫に感染。8年の闘病の末に死亡(オーストラリア) (3/4ページ)

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Sam Ballard: Slug-eating rugby player passes away at aged 28 .. SAD Day・カタツムリやナメクジを生で食べる危険性
 アメリカ疾病予防管理センターは、広東住血線虫症について次のように説明する。
広東住血線に感染したカタツムリやナメクジを生のまま、あるいは調理が不十分な状態で食べると感染することがある(一部の文化圏では、ナメクジは一般的な食材)

特に子供の場合、カタツムリやナメクジをふざけてを食べてしまい、感染することがある。また、生の食材(レタスなど)に小さなカタツムリ/ナメクジが付着しており、それを食べることで感染することもある。

淡水に生息するエビ、カニ、カエルといった動物から、この寄生虫の幼虫が発見されたこともある。

ただし、こうした動物を生や調理が不十分な状態で食べることで人に感染する可能性はあるものの、カタツムリやナメクジからの感染ほどにははっきりとした証拠は得られていない。

また、魚が広東住血線を広めることはないことにも留意すべきである。
 なおオーストラリア当局によれば、感染自体はきわめて稀であるという。

 仮に広東住血線に感染したとしても、ほとんどの人にはまったく症状が現れないし、発症したとしても通常は一時的で症状も軽い。また脳への感染については次のように説明している。
ごく稀にであるが、好酸球性髄膜炎という脳の感染症を引き起こすことがある。症状は、頭痛、斜頸、皮膚のチクチク感や痛み、熱、吐き気、嘔吐など。

カタツムリ/ナメクジを食べてから発症までは通常1~3週間程度かかる。

このような症状があれば、医師の診察を受けるべきであるが、子供の髄膜炎の原因としては、髄膜炎菌性疾患や肺炎球菌疾患などのほかの感染症である可能性のほうがずっと高い。
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