長嶋茂雄&王貞治、巨人2大スター「60年目の愛憎」 (1/2ページ)

日刊大衆

長嶋茂雄&王貞治、巨人2大スター「60年目の愛憎」

 高橋由伸監督が解任され、原辰徳新監督のもとでチーム立て直しを図る巨人軍。しかしながら、その前途は不安視されている。長らく球界に君臨してきた“ナベツネ”こと、渡邉恒雄氏(読売新聞グループ本社代表取締役主筆)が、頸椎骨折で病床にあることも手伝い、原新体制には早くも不協和音が鳴り響いている。

 この惨状に、巨人の終身名誉監督を務める長嶋茂雄氏(82)が、「退院後、反乱の終息に向けて仲裁に入る」(球界関係者)とみられていた。ところが、ミスターは出身地の千葉県佐倉市で10日に開催された「長嶋茂雄少年野球教室」を直前になってキャンセル。いまだ、退院のメドが立っていないことが窺える。

 一方、王貞治氏(78)が球団会長を務めるソフトバンクホークスは、リーグ優勝こそ逃したものの、CSを勝ち上がり、強敵・広島カープを倒して2年連続で日本一に輝いた。

「巨人関係者からは、孫正義オーナーとソフトバンクに対するやっかみが聞こえてきます。“うちの王をかっさらわれた”というわけです。確かに巨人は今、どん底ですから、ミスターと王さんを比較したくなってしまうのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 低迷するチームを病床から憂う長嶋氏と、日本一の美酒に酔う王氏。好対照とも言える現在の両者だが、実は、今年は2人が出会ってから60年目の年である。

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