明治、ジュニア選手権で20年ぶり優勝。敗れた東海大も「熱さ伝えた」。 (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

 チームを勝利へ導いたゲームキャプテンのLO舟橋諒将は、「東海大の圧力を受けることなく、明治のスタンダードを最初から出していこうと思っていました」と戦いを振り返った。

「(大学選手権決勝まで進んだ)昨シーズン、チーム全体が強くなるには下から盛り上げることが大事だと分かりました。だから、この試合に向け、練習からいい雰囲気を作っていったつもりです」

 自分がAチームでプレーすることも決して諦めてはいない。

 敗れた東海大のゲームキャプテン、WTB清水隆太郎は、試合に敗れたことについては「明治の強いFW、タテに出るBKに引いてしまった時間帯があったのが残念」と振り返ったが、決して下は向いていなかった。

「明日、Aチームがリーグ戦の優勝が決まる大東大戦を戦います。(このジュニア選手権決勝で)いい流れを作ろう、と言って挑みました」

 後半に入り、続けて2トライを返した。その時間帯は確かに東海スタイルを貫いた。清水は「熱さは伝わったと思います。きっと明日は、東海らしい前へ出るディフェンスを見せてくれるはず」とAチームへの期待を口にした。

 勝者も、勝利に届かなかった側も、見守る部員たちに思いを届けた「もうひとつのファイナル」。シーズンクライマックスへ向けて歩を進めるチームにとって、大きなエナジーとなる。

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