明治、ジュニア選手権で20年ぶり優勝。敗れた東海大も「熱さ伝えた」。 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

明大HO松岡賢太をダブルタックルで止める東海大。互いに接点で一歩も引かなかった。(撮影/松本かおり)

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喜びの明大。20年ぶり!(撮影/松本かおり)

 昨季の大学選手権決勝進出が19年ぶりなら、こちらは20年ぶりのタイトルだった。

 11月24日におこなわれた関東大学ジュニア選手権決勝は、明大と東海大の顔合わせ。互いの思いがぶつかり合った80分は好ゲームとなり、42-26で紫紺のジャージーが上回る。明大・八幡山グラウンドに歓喜の声が響いた。

 田中澄憲監督も、「(ジュニア選手権優勝が)20年ぶりと聞いて驚きましたが、長く乗り越えられなかったものを越えられたのは大きいですね」と喜び、「チームに、いい空気が出てきたように感じます」と話した。

 ジュニアチームの躍進はチーム力の充実。過去のシーズンを振り返れば、その事実が浮かぶ。両チームとも、最初から気持ちの入ったプレーを見せた。

 先手を取ったのは明大。立ち上がり1分、ラインアウトからのアタックが見事だった。CTB射場大輔が防御ラインを突破して前進し、SO二浦瑞樹につなぐ。背番号10はそのままインゴールに入り、好スタートを切った。

 前半は、明大がそのまま主導権を握った。28分に1トライを決められるも、計4トライを奪う。前半終了間際にふたたびトライを許したが、28-12でハーフタイムを迎えた。

 後半に入り、互いの集中力はさらに増した。

 9分にCTB児玉樹のトライで36-12と明大が引き離したが、ここからの東海大の奮起が素晴らしかった。特にFWが接点で力強さを見せ、モールで圧力をかける。15分、20分とHO前本健太がインゴールに入り、点差を詰めた(35-26)。

 しかし明大も負けじとFWで勝負を挑み続け、後半28分、PR笹川大五がトライラインを超える。それが大きな追加点となり、42-26の最終スコアで勝利を得た。

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