原巨人&矢野阪神誕生で「長嶋VS野村」の死闘再び! (3/3ページ)

日刊大衆

まさに、努力の人なんです」(前同)

 そんな野村氏は、巨人、そして長嶋氏のことを常に意識していた。

「当時のプロ野球は、巨人戦のあるセ・リーグの人気が圧倒的。パ・リーグの選手にしてみれば、“実力じゃオレたちが上”という自負があった。本来、お祭りであるオールスターゲームでも、パの選手たちは絶対に負けたくないと、みんな目の色を変えてプレーしていたほど。その筆頭がノムさんだった」(同)

 実際、野村氏はオールスター戦でも長嶋氏を本気で抑えにかかった。ときには、セの投手陣に弱点を聞いて回っていたという。それでも、この天才打者は抑え切れなかったようだ。

「最近も、ノムさんは“最後まで長嶋の攻め方は分からなかったよ”とボヤいていました。お得意の囁き戦術も、まったく通用しなかったそうです。“最近、銀座行ってる?”と話しかけても、ミスターは“このピッチャーはどう?”なんて返してきて、会話が成立しなかったのだとか(笑)」(前出のデスク)

 リーグは違っても、“打倒長嶋”に燃えていた野村氏――。さらに、現在発売中の『週刊大衆』12月24日号では、監督時代にもあった長嶋氏と野村氏の遺恨や、来季の代理戦争の行方を詳報している。

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