極限で問われる武士の真価!テロに屈せず人質も見殺しにしない源頼信が示した「兵ノ威」とは(下) (1/5ページ)

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極限で問われる武士の真価!テロに屈せず人質も見殺しにしない源頼信が示した「兵ノ威」とは(下)

前回のあらすじ

時は平安、上野国(現:群馬県)に赴任していた藤原兵衛尉親孝(ふじわらの ひょうえのじょう ちかたか)。

ある日、家に忍び込んだ盗人を捕らえたものの、逃げられた挙句に息子を人質にとられ、手が出せなくなってしまいます。

困り果てた親孝は、上司である源上野介頼信(みなもとの こうづけのすけ よりのぶ)に助けを求めたのでした。

前回はこちら

極限で問われる武士の真価!テロに屈せず人質も見殺しにしない源頼信が示した「兵ノ威」とは(上)

「この頼信を信じて、刀を捨てよ」

さて、太刀を一振り持って現場に到着した頼信は、盗人が親孝の息子を人質にとって立てこもる物置小屋(壺屋)を確認します。

菊池容斎『前賢故実』より、源頼信像(一部)。

「上野介様だ!上野介様が来られたぞ!」

すると盗人は、その顔色がみるみる青ざめてしまいました。

それもそのはず、かねてより文武に名高く、鬼神も恐れぬ豪傑として知られた源頼信が来たとなれば、人質などお構いなしに、自分を殺しに来るかも知れません。

もうダメだと震え上がった盗人は、いよいよテンパって息子に刃を突きつけます。

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