「邦画大作」の役所広司率は? 岡田准一率も計算してみた (1/3ページ)

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「邦画大作」の役所広司率は? 岡田准一率も計算してみた この記事での「大作」の定義

まず「大作」とは何か?を考えてみましょう。

映画の「大作」はずばり「お金がかかっていること」が特徴です。俳優さんのギャラ、関わった人数、投入された機材や技術、手間などなど映画制作にはさまざまなお金がかかります。また、製作期間が長ければ長いほど、そこに投入される資金も増えていくのです。
ですから、制作に膨大な時間と労力がかかる「大作映画」は「制作費が通常よりも大きくかかっているかどうか」で判断することができるでしょう。

邦画の制作にかけられる予算とは!?

邦画(実写)では、ハリウッド作品のような巨額の制作費をかけるわけにはいきません。邦画はあくまでも国内市場向けのもので、興行収入、売り上げに上限があるからです。今日本で一番信頼できる映画評論家・町山智浩先生によれば、30億円の興行収入を上げられれば大ヒット作で、そのための予算の上限は10億円と計算できるそうです。

大ヒットを見込めない作品では予算はもっと低く抑えられます。興行収入を10億円と見込むのであればかけられる予算は3.3億円くらいが上限で、ほとんどの邦画はそこまでの予算で作らないといけないのです。また3億円の予算があれば多いほうで、たいてい予算はもっともっと安く抑えられます。邦画の制作はお金がなくて大変なのです。

邦画で「大作」と考えられる作品

しかし、邦画のバジェット(予算)というのはなかなか表に出ません。洋画なら例えば『IMDb』(インターネット・ムービー・データベース)などを調べれば、公表された数字を基に必ず記載されています。
しかし、邦画の場合は公表されること自体が少なく、たまに関係者の口から「○億円ぐらいかかった」なんてコメントが出る程度。また、宣伝で「製作費20億円!」なんてコピーが踊ることがありますが、こちらはたいてい盛ってあって信用ならないのだそうです。

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