人類存亡の危機?天の川は考えられているよりも早く、近くの銀河と衝突する運命にあることが判明(英研究) (1/4ページ)
太陽系が存在する天の川銀河は、局部銀河群という銀河の集まりの中にある。その位置は固定されたものではなく、特に安全な場所にあるわけでもない。
銀河は常に動き続けており、英ダラム大学の研究者によると、近くにある大マゼラン雲との衝突コースを突進しているそうだ。
『Monthly Notices of the Royal Astronomical Society』に掲載された研究論文によると、今から10億から40億年後のどこかの時点で、天の川は大マゼラン雲と衝突することになるという。
むろん、その影響は地球の生命にとって危険なものとなる。
・質量の大きなダークマターハローが運命を握る
以前、大マゼラン雲は、太陽と地球のように、重力によって天の川と弱く結びついていると考えられていた。もしこれが本当であれば、大マゼラン雲は特に面白みもなく天の川を周回し続けたことだろう。
だが最近になって、大マゼラン雲にはその大きさから予測されるものの2倍の質量を持つダークマターのハローに囲まれていることが判明した。
今回明らかになったのは、この重たいダークマターハローによって、その運命が決められてしまっているということだ。すなわち天の川との衝突である。
だが研究者が一番驚いているのは、シミュレーションによってそれがかなり早い将来に起きると示唆されたことだ――20億年後には起きるかもしれないのだ。