量子コンピューターの時代がそこまで!未来を輝かせる量子コンピューターの10の利用方法 (6/9ページ)

カラパイア

機械学習やニューラルネットワークを通じて、もっと人間らしいAIをと研究が続けられている。

 どこか恐ろしさも感じるが、量子コンピューターならその次元を一つ引き上げることだろう。

 ニューラルネットワークはマトリックスに基づくデータセット上で稼働し、行列代数によって計算される。
 
 一方、量子コンピューターの演算は本質的に、マトリックスを利用して、量子ビットの量子状態を定義・決定するようになされる。

 そのために、ニューラルネットワーク上の演算処理と量子ビット上の変換量子ゲートの利用とはよく似ているのだ。ゆえに量子コンピューターはAIに組み込まれているニューラルネットワークにはぴったりなのである。

 それだけでなく、量子コンピューターなら機械学習の速度を飛躍的に向上させられる。グーグルがAIを研究するため量子コンピューターに投資するのも、これが理由である。


・4. 量子暗号技術

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References:Quantum Cryptography

 先ほど述べたポスト量子暗号技術は、量子コンピューターによる暗号破りを防ぐ技術のことだ。しかし、ここでの量子暗号技術は、量子力学を利用した暗号技術のことである。

 量子暗号技術は主に暗号鍵の配送に関するもので、もつれた量子ビットのペアを使う。

 その片方は受信者に送信され、もう片方は送信者が保持する。重ね合わされたもつれた粒子は、片方が影響を受けるともう片方の量子ビットにも影響を与える。

 この量子ビットのストリームは、暗号の鍵で守られているも同然だ。その素晴らしい点は、量子ビットの複製が不可能なことから、盗聴が絶対にできないことだ。

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