貴乃花の魂を! 貴景勝「大関を目指す気持ちは!?」 (4/6ページ)
卒業後、大相撲入りも視野にあったとか?
貴 自分は中学を卒業したら、すぐにでも貴乃花部屋に入りたいと思っていたんです。その際、埼玉栄高の山田先生から、「将来、大相撲の世界で活躍したいのなら、ウチに来なさい」という言葉をいただいたんです。相撲部で心身ともに鍛えてもらったことで、高校時代も成績を残すことができました。親元を離れましたけど、たくさんの仲間と一緒に相撲と真剣に向かい合える時間ができたことは本当によかったと思っています。
■イチローやモハメド・アリに学んだこと
高校3年生の9月に貴乃花部屋に入門。順調に出世し、16年夏場所、新十両に昇進。17年初場所での新入幕が決まった時点で、武将・上杉景勝にちなみ、「貴景勝光信」に改名。18年初場所では、初の三役になる小結に昇進するが、この場所は5勝止まり。平幕に落ちた春場所、貴景勝に悲劇が起こる。
貴 春場所の途中で右足をケガしてしまったんですよ。休場したくはなかったんですけど、仕方なかった……。病院に入院して、テレビで大相撲中継を見ていると、この中に参加できない、取り残されている感が半端なかったです。次の日からはもう、テレビ中継は見ていられなかった……。でも、このケガで、力士にとって食事や睡眠の大切さを再認識できました。力士は相撲を取っているときだけ相撲のことを意識するんじゃなくて、まわしを外した後も意識し続けなければいけないんだな、と。こうした時間を利用して、本もけっこう読みました。もともと、本を読むのは好きなんです。栄養学の本から、いろいろなジャンルのアスリートの本を読んで参考にしたり。ピンチをどう乗り越えたのかなど、精神的なものも学びましたね。