貴乃花の魂を! 貴景勝「大関を目指す気持ちは!?」 (5/6ページ)
イチローさんの本や、あと格闘技が好きなので、モハメド・アリさん、マイク・タイソンさんなど格闘家の本も印象深かったです。アリさんの言葉の〈俺はトレーニングが大嫌いだった。でも、自分にこう言い聞かせたんだ。絶対にあきらめるな。今は耐えろ。そして残りの人生をチャンピオンとして生きろ〉とか。あんなに強くて、ものすごくトレーニングした人でも本当は嫌いなんだな、それでも、やるんだなと。ケガで入院して、ここで腐ってたら二流やなと思いました。入院中、頭だけは元気ですから、本からもいろいろなことを学んで、今となってはあの3月が良い転機になったと思えます。師匠に「ケガ治せ」と言われたのも力になりましたが、やはり、自分で意欲的に調べて勉強するとその分、気づくことも多かったですね。
――休場明けの夏場所では10勝、名古屋場所も10勝、秋場所では小結に復帰して9勝。そして九州場所では、13勝で優勝の快進撃。
貴 いやぁ、もう優勝は出来すぎですよ。こうして振り返ってみると、18年は負け越した1月(初場所)、途中休場の3月(春場所)は最悪な場所でしたけど、それがあったから、11月の九州場所での優勝もあった。最悪なことも、最高なこともあった1年でしたね(笑)。
――初優勝では、美人のお母様も話題になりましたね。
貴(笑)、昔からよくいわれていましたけど、自分の母親ですからね。物心ついた頃から、ずっと見ている顔ですから、なんとも思わないですよ(笑)。子ども時代は、食事は母が全部作って体作りを支えてくれたので、感謝しています。
――優勝を果たし、「大関候補」と言われていますが、初場所への意気込みは?
貴 大関なんて、まだまだ早いですよ。(優勝した)九州場所の目標だって、「関脇昇進」だったんですから。