日本全国「ジェイソン村伝説」の真相 (1/3ページ)
全国各地にある無数の廃墟。そんな中には「地元の心霊スポット」と化しているところも多く、毎年夏休みになると地元の若者たちが肝試しに訪れるのが定番になっている。
近所に住む人間にとってはいい迷惑だが、そんな心霊スポットには、決まって“怖い噂”がセットのように存在するものだ。
“怖い噂”の内容は、主に「自殺」と「殺人」の2つ。今回おとずれた『ジェイソン村』は後者、それも「一家惨殺」が起きた場所として伝えられている―。
名前の由来になった「ジェイソン」といえば、アメリカの人気ホラー映画でおなじみ、ホッケーマスクにチェーンソーや鉈を装備した殺人鬼だ。そんなシリアルキラーが実在したとなれば、まさに恐怖のひと言だが、このジェイソン村の面白いところは、全国各地に同じ呼び名の心霊スポットが多々ある点だ。
確認したところ、秋田、新潟、栃木、茨城、千葉、神奈川、山梨、熊本の8カ所に存在。インターネットでは「12カ所ある」との未確認情報もあり、さながら心霊スポットのフランチャイズチェーンのような広がりを見せている。
まるで「発狂した男性が村民全員を殺して最後は自らも命を絶った」とされる都市伝説ではおなじみの『杉沢村』のような話ではないか。
●「茨城ジェイソン村」に突撃地元民が語った“真相”とは…
今回訪れたスポットで、神奈川県の某湖畔にあるものと並んで“本家”と位置付けられているのが「茨城ジェイソン村」だ。現場は民家もまばらな郊外の田園地帯の一角にあるが、その敷地はビル3〜4階分はありそうな丈の高い木で覆われていた。目の前には交通量の多い県道が走り、心霊スポットとしては比較的アクセスが容易な場所である。
ここには、次のような噂が流れている。
「発狂した母親によって一人娘が首を絞められて殺され、父親は金属バットで撲殺された」
「惨殺された少女の霊が出る」
ところが、そんな噂を「ありえない」と真っ向から否定するのは、茨城ジェイソン村の近くに住む40代の男性だ。
「そもそも、あそこは住宅ではありません。百歩譲って“何か出る”としても、それは隣にある墓地だと思います」
現場を見れば一目瞭然だが、どう見ても村ではないだろう。