秋津壽男“どっち?”の健康学「鼻血の原因は外傷性と大病とどっちが多い?止めるには顔を上げるのではなく下げるべし」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

なぜなら鼻の奥の血管はなくても差し支えない動脈であり、鼻血が出て止まらないくらいならレーザーで焼いて止血することをお勧めします。

 鼻血は大きな病気に結びつくケースはほとんどなく、多くは外傷性です。マンガなどで、女性の裸を見て鼻血が出る描写もありますが、急な興奮による鼻血など、まずありません。ただ鼻の粘膜が弱いだけでしょう。また、いわゆる高血圧と鼻血の医学的な根拠もはっきりしておらず、大病の可能性はほとんどないと言えます。

 ただし、例外として白血病により歯茎や鼻からサラサラの血が出るケースや、抗凝固剤や抗血小板薬など血をサラサラにする薬を処方されている場合があります。これらは薬の副作用として出るわけで一日中、止まらなくなりますが、これ以外で大病が隠れている可能性はごくわずかです。1時間以上止血しても止まらなかったり、痛みを感じたり、出血量が多かったり、鼻以外からも出血するような場合は早めに受診してください。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「鼻血の原因は外傷性と大病とどっちが多い?止めるには顔を上げるのではなく下げるべし」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 2/14号“どっち?”の健康学白血病高血圧秋津壽男社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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