伝えていきたい日本の心。「ありがとう」と「おかげさま」に込められた意味とは? (1/3ページ)

Japaaan

伝えていきたい日本の心。「ありがとう」と「おかげさま」に込められた意味とは?

人様から何かしてもらった時、皆さんもお礼を言うと思います。大抵の場合は「ありがとう」で、改まるなら後に「ございます」をつけ、親しい間柄だと「thank you」なんてのも耳にしますが、ここは日本ですから、なるべく日本語で挨拶をしたいものです。

さて、そんな「ありがとう」という言葉。その反対語は何でしょうか?

「ありがとう」=「有り難う」

友人に訊いてみたら「何しやがんでぇバーローめ!」と答えました(苦笑)……まぁ確かに日常会話としては間違ってはいないものの、ここでしている質問の主旨は、純粋に「ありがとう、の反対の意味」です。

改めてそう訊かれると「?」となってしまう方も多いと思いますが、いざ正解を聞いてみれば、けっこう身近な言葉だと思います。

「助けてくれて、ありがとう」

時に「ありがとう」とは漢字で「有り難う」と書くように、珍しいこと、滅多にないことを表わし、それが転じて感謝を表わす言葉として使われるようになりました。「めったにないことをしてくれて、その気持ちがとても嬉しいので、お礼を申し上げます」というニュアンスで「ありがとうございます」と言うのです。

ここまで来れば、もうお察しのことと思います。

「ありがとう」の反対語は、「当たり前」です。

「当たり前」と「おかげさま」

「当たり前」とは「一人『当たり』の分け『前』」を略した言葉で、大昔はみんなで狩りや漁にいったり、田んぼを耕したりすると、協力し合ったみんなで平等に、獲物や収穫物を山分けするのが原則でした。

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