【日本麺紀行】和歌山県が誇るソウルフード「てんかけラーメン」とは? (2/5ページ)
そんな和歌山県民御用達のお店、グリーンコーナーの看板メニューの1つと言えば、てんかけラーメン。
玉林園の5代目社長の「最後の一滴までスープを飲み干せるラーメンを作りたい」という思いから生まれたラーメンで、井出商店に代表されるこってりとしたトンコツしょうゆ味の和歌山ラーメンとはまったく異なる味わいのスープが特長です。

鶏ガラやかつお節、とんこつなどをブレンドしたスープは、あっさりとした和風味。
うどんだしのような優しい風味があって、初めて食べた人も懐かしい気持ちになれるはずです。ラーメンというよりは、うどんスープに近いと言ってもいいかもしれません。
そんな優しい味わいのてんかけラーメンは、子どもから大人まで、幅広い世代の人々が安心して食べられる、和歌山県民のソウルフードとも言えるラーメンなのです。

てんかけラーメンのおいしさは、スープと天かす、紅ショウガとわかめの黄金比に支えられています。
天かすがさっぱりとした和風スープに味の奥行きをもたせ、紅ショウガとわかめが後味をすっきりとさせてくれる。
一見シンプルでありながらも、食べてみると、実は計算しつくされたラーメンであることがわかるでしょう。
ストレートの細麺は、本社工場で製麺されており、天かすもスープに合うよう厳選されたものを使用。どんなこだわりがあるのかは、「秘密」だそうです。