陛下、殿下、猊下…平成最後に知っておきたい!皇室を中心に世界の要人に対する「敬称」を紹介 (2/4ページ)
ちなみに、皇位を次代に譲られた「上皇(太上天皇)に対しては陛下と呼ばないの?」という疑問を持たれたと思いますが、現在の皇室典範では「天皇陛下はご存命のあいだ、皇位を譲られない」原則が定められていることから、上皇陛下の存在は想定されていませんでした。
しかし、今度ご譲位が成れば、これまで永らく「陛下」とお呼びしてきた今上陛下を「殿下」とお呼びするのは不敬に過ぎましょうから、今後は「上皇陛下」の敬称も定着していくものと思われます。
殿下(でんか)こちらも報道によってはお馴染みの方も多いと思いますが、先ほど紹介した「陛下」以外の皇族がたはすべて「殿下」とお呼びします。
先ほどの「陛下」は原則的に「皇帝クラス」の方に対して用いられるのに対して、こちらの「殿下」は「王クラス(皇帝の下)」の方に対して用いられます。
「殿」とは御殿・神殿など「建物」が語源で、こちらも直接声をかけることに対する憚りに由来します。
エリザベス1世女王殿下の肖像、Wikipediaより。
よくイギリス映画などで「女王陛下、ばんざい!」と言ったセリフを見聞きしますが、イギリス君主は「王」位であるため、厳密には「女王殿下」となります。
※ただし、英王室のエリザベス女王については昨今の社会通念(言葉の定着)から今上陛下の玉音(お言葉)にあっても「女王陛下」と呼ばれています。
猊下(げいか)この辺りはあまり耳慣れないかも知れませんが、権威ある宗教者・聖職者に対して用いられます。