焼肉でがん!? 居酒屋のツマミ「食べていい」「食べてはいけない」メニュー選び (5/5ページ)

日刊大衆

■オニオンは古代エジプトでピラミッド造りに…

 まとめると、刺身などを除けば、“精進料理”のような選択がベストというわけだが、体に悪いとは思いつつ、やはり酒のツマミで食べたいのは肉や揚げ物、はたまた塩辛いものだ。そこで、元祖・B級グルメライターの田沢竜次氏に、健康的かつ、これまで通りおいしく食べられるツマミをチョイスしてもらった。

 田沢氏が東京の神田駅ガード下にある大手居酒屋チェーン店で選んだメニューは、次の通り。〈オニオンスライス(190円)、セロリ漬け(290円)、にんにく串(2本320円)、厚切り牛たん串(2本480円)、特大しいたけ串(2本360円)、かきフライ(390円)、レバニラ炒め(390円)、ご飯セット(200円×2)、酒は白ホッピーセット(390円×2)〉

 記者と2人で締めて3600円。リーズナブルな値段で、居酒屋らしいツマミに舌鼓を打つことができた。「やっぱり、肉や揚げ物は食べたいでしょう。だから、できるだけ体の負担にならないものを頼みました。特に、しいたけはビタミンとミネラルが豊富で、肉の脂肪分を中和させてくれるのでチョイスしました。オニオンスライスは、酢醤油で味つけしたシンプルなもの。玉ねぎには老化防止や血液をサラサラにする働きがあります。漬物の食品添加物は気になりますが、セロリ漬けは“お店で漬けています”という表示を信じて頼みました」(田沢氏)

 この他、ポイントになるのが“ご飯セット”。「飲んだ後の締めは焼きそばや炒飯、あるいはラーメンという人が多いですが、添加物、塩分、カロリーなどの面から、やめたほうがいいですね。ツマミを少し残してご飯セットを頼めば、定食になります」(前同)

 しかも、沢田氏が頼んだメニューは期せずして、ニラレバ、にんにく、しいたけ、オニオンと、“スタミナ食”ばかり。「意外かもしれませんが、オニオンは古代エジプトでピラミッド造りに駆り出された労働者たちが、丸かじりしてスタミナ源にしていたという話もあります」(同)

 “庶民の味方”居酒屋で、健康に注意しながら、おいしく楽しく、スタミナまでつけられる! 何事も選び方が大事なようで……。

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