人骨で作られた2700年前のタトゥー用道具が発見される(トンガ) (3/5ページ)
タトゥーが入った人間の皮膚が損なわれずに残ることはほとんどなく、インクで描かれたデザインを実際に現代の我々が見ることはできないからだ。
これまでのところ、もっとも古いタトゥー跡は、5300年前のもので、2体の古代エジプトミイラの上腕に入れられていた小さな文様だ。
ほかには、イタリアアルプスで発見された、あの有名なアイスマンや、全身に極めて複雑な模様を入れていたシベリアの王女がいる。
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タトゥーを彫るのに使われた道具の発見は、さらに珍しい。人の皮膚にインクを入れるのに使われた道具だと認定するのが極めて難しいからだ。
先が尖ったものなら、なんでも使われた可能性もある。こうした証拠品は、タトゥーを入れるための先端部であるとはっきりと認識される必要があるが、現存するのはまれだ。
これまで発見されたタトゥーツールらしき道具で最古のものは、黒曜石で作られた鋭い破片で、3500年前のニューギニアで、ピアスなど皮膚に穴をあけるのに使われていたもの。
エジプトでは、単一金属や石の先端を尖らせた、紀元前3200年にさかのぼる道具がタトゥーツールだったのかもしれない。
オセアニアで、最初のタトゥーがいつ始まったのか、手がかりになるミイラはない。
熱帯の環境では、皮膚が残らないからだ。だから、タトゥーを施す道具のような、間接的な手がかりを探さなくてはならなかった。